処女のキモチ 和泉ことり

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タイトル 和泉ことり 処女のキモチ
シリーズ名 処女のキモチ
メーカー品番 MBR-AQ037
動画時間 69分
発売日 2022/04/29
カテゴリ アイドル
レーベル スパイスビジュアル
出演者 和泉ことりさん
 
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スパイスビジュアル

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オマージュ小説
蜜色のレンズ越しに

 灼けつくような午後の陽射しの中、南の島にある古びたリゾートホテルの一室。
 天井のファンが緩やかに回るたび、木製のブラインドが揺れて、陽光が縞模様を床に描いていた。

「ことりちゃん、そのまま。顎、少しだけ上げて……うん、いい」

 シャッターの音がリズムよく室内に響いた。
 ビーチチェアに腰かけるようにしてポーズをとる彼女は、23歳とは思えぬほど小柄で、その華奢な体躯に映える白の水着が、まるで肌に溶け込んでいるかのようだった。

 レンズの向こうから見つめるのは、女性フォトグラファーの美雪。
 その眼差しはまるで、ただの被写体を見るそれではなく、秘めた情熱を奥に孕んでいた。

「その表情……すごくいい。もっと、力を抜いて」

 美雪がゆっくりと近づき、ことりの前にしゃがみ込む。
 片手で肩紐を直すふりをしながら、指先がわずかに鎖骨に触れた。

 微かに震えることりのまつげ。触れられた瞬間、身体の奥に火が灯ったような感覚に、息を呑む。

「だって……こんなに見つめられたら、変になっちゃいます……」

 その呟きは、レンズ越しにではなく、目の前の彼女に向けられたもの。

 美雪は微笑みながらカメラを横に置き、ことりの頬に手を添えた。

「なら、もう少しだけ…変になってみない?」

 その囁きはまるで甘い毒のようで、ことりの心をとろりと溶かしてゆく。

 頬を撫でる手が、耳の後ろを伝い、首筋をゆっくりと下りてゆく。
 水着の布地の上から、指先が優しく円を描くと、ことりの小さな身体はびくんと震えた。

「……やだ、そんな風にされたら……私……」

 言葉の続きは、唇が塞いでいった。
 最初は静かな、触れるか触れないかのキス。
 やがて、それは徐々に深まり、二人の間の境界線を、甘く濡らしてゆく。

 カメラはもう、回っていない。
 だが、美雪の視線はレンズよりも鋭く、確かにことりを射抜いていた。

「ことりちゃん、きれいよ……全部、見せて」

 午後の陽射しが、二人の肌に黄金色の光を宿す。
 まるで世界に彼女たちしかいないかのように、空間が静まりかえっていた。

 シャッターの音の代わりに響くのは、唇が重なる音と、甘く震える吐息。

 蜜色のレンズ越しに捉えられたのは、愛欲の一瞬ではなく、心と身体がとけ合う"真実の時間"。

 そして、波の音が遠くから聞こえはじめたとき、ことりは静かに、美雪の名を呼んだ――。

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